2024/09/02 09:59

今手元にある名刺ケースから名刺を出してみましょう。


そうすると9割強の名刺が同じサイズをしていることがわかります。
この名刺のサイズ、4号名刺といわれるサイズになっており、縦長もあれば横長もありますが「55×91mm」は統一化されたサイズになっています。

ただ名刺を色々と見ていくと、若干サイズが変わっているものもあれば二つ折りしたものもあるのではないでしょうか。
今回はなぜこの名刺サイズが「55×91mm」で一般的になっていったのかを調べてみました。

名刺のサイズは黄金比に従ってる?きれいな美しい形を。

そもそも名刺のサイズの一般的なもの「55×91mm」と中途半端な気がしませんか。
もともと名刺の発祥は中国から広まったものとされています。

日本では江戸時代から始まっており、その中で色々なサイズがあったとされていますが、次第に今の「55×91mm」に落ち着いてきました。
その理由の一つがまず長辺の部分が長辺3寸という形で91mmが使われるようになったことです。

長辺が決まると、次に短辺が決まりますがこの51mmという数字。

実はこれは黄金比というバランスが一番美しく見える数式にならっているとされています。

黄金比の計算式は1:(1+√5)/2となり、その数式に割り当てていくと短辺が55mmに近づいていきます。
結果的にこの内容で広まるようになり、今の名刺サイズができたとされています。

名刺サイズは標準はあるが、常識はない。

ちなみに名刺サイズである「55×91mm」。
名刺ケースも少し余裕をもたせる形ではありますがこの規格にはいるものになっています。

ですが名刺サイズに標準はありますが常識はありません。

二つ折りもあれば三つ折りもありますし、I am printのように特殊形状にしている名刺もあります。
大切なことは名刺ケースにしっかり収まる形になっているか。これは一つ重要な部分だと思います。

色々な印刷会社では名刺サイズも女性名刺とされる3号サイズもできれば三つ折りや二つ折り、更には欧米サイズも出来たりします。

ぜひ気に入ったサイズで名刺を作り、自分だけのオリジナル名刺を創っていきましょう。